中村靖彦の今日思うこと

思いつくままの日記

銀座のミツバチは今年も元気です。

f:id:terakoya05:20170519070923j:image銀座3丁目にあるビルの屋上です。ミツバチの巣箱が10箱並んでいます。ハチはこの巣箱から飛び出して、花と花の間を縫うようにして蜜を集めて来ます。大都会の養蜂が始まつて今年で11年目です。この蜂はセイヨウミツバチです。日本ミツバチより多くの蜜を集めるとのことです。今の季節は櫻が終わって、ベニバナトチノキマロニエ、やがてシナノキ、リンデンなどの花が咲きます。それから街路樹も大事な蜜源です。ミツバチの行動範囲は半径2キロほど、東京駅、浜離宮、皇居、日比谷公園などの花が対象になります。それにしても蜂たちはどうやつて花のありかを知るのでしょうか。リーダーの蜂が尻振りダンスをして花がある方向と距離を教えるのだそうです。そうすると皆が一斉に花がある方へと向かうのだそうです。この習性を見つけたオーストリアのフリツシユさんという学者は、ノーベル賞まで受けたのですつて。f:id:terakoya05:20170519073943j:imageこのカクテルは、コルンというドイツの蒸留酒とハチミツを合わせて、ミントチェリーとレモンの皮をミツバチの姿をイメージして添えたものです。ハチミツはもちろん銀座のハチミツです。銀座の5517というバーに行くと飲むことが出来ます。

読んでくれてありがとう。

写真はこの机の上でとりました。与ひようが生きていた時代の背景をもう少し書けば良かったですかね。今日は月に一度の行事食とかで、夕食も食堂でとつて来ました。スーちゃんの写真、焼いて来ましたので明日渡します。筋肉トレーニングの一回目受けて来ました。

夕鶴を見て来ました。

f:id:terakoya05:20170508115002j:image帝国ホテルのオペラ、夕鶴を見て来ました。鶴の恩返しで知られる、有名な民話です。

寓話の楽しさを味わうとともに、私が感じたのは、与ひようが表している日本の農村の貧しさです。与ひようは、人が良いので鶴に刺さった矢を抜いて生命を助けます。しかし一方では、鶴が変身したつうがお礼に織ってくれた布を売って、一儲けしようと考える単純な男です。教育を受けていないから、根拠もなく都会に出て行って、その布で大儲けできると信じてつうを悲しませます。与ひようが約束を破って、つうが布を織っている姿を覗き見をしたために、つうは去って行きます。幸せは、そんな都会になどないということを教えてくれる寓話だと私には感じられました。現代は農村の貧しさなどはありません。た

信州佐久平は鯉の郷。

佐久平に行って来ました。5月初めの連休で、東京からの新幹線は満席でしたが、宿泊先の初谷温泉は秘湯と言われるだけあつて、静かな佇まいでした。標高も高いのでちようど櫻がいま、そしていろいろな花が一斉に咲きます。温泉宿の料理の主役は、もちろん鯉料理。なかでも評判なのが鯉の旨煮です。f:id:terakoya05:20170506100708j:image川魚は独特の臭みがあって嫌だという人でも美味しいと言って食べる料理です。私はルーツが長野県で、戦時中疎開していた経験もあるので、鯉には親しみがあります。それでも、この旨煮の味は格別でしたね。甘辛くてこってりした味です。濃厚で、少ししつこすぎると思われる人もいるかもしれません。温泉宿の館主、増野清之さんに聞いてみました。「別に難しい作り方ではありませんよ。甘露煮ではありません。醤油、砂糖、酒で煮汁を作り、そこに鯉の切り身を入れます。30分くらい煮ます。骨までは柔らかくしません。作り方はその度に少しずつ違いますね」鯉の大きさは1・3キロくらいが丁度良く、清流の囲いに入れておくそうです。溜まり水ではないいけすで飼育しているから変なにおいがつかないのだそう。鯉のあらいも頂きましたが、その特徴がよくあらわれておりました。

声量は豊かでしたが歯が痛かった。

シャリアピンステーキを食べて来ました。開発者である帝国ホテルです。このステーキは、1936年に誕生しました。当時の世界一と言われた声楽家、シャリアビンのために帝国ホテルの筒井料理長が工夫して作ったステーキです。写真を撮って来ましたのでここに紹介します。f:id:terakoya05:20170501201214j:image

牛肉をステーキ用に薄切りにして、叩いて延ばします。その肉をすり下ろした玉ねぎに30分以上漬け込みます。玉ねぎのエキスがしみ込んだ牛肉を、バターでさっと焼きあげるのです。何故このステーキにシャリアピンの名前がついているのでしょうか。彼はステーキが大好きでした。1936年に演奏旅行で日本を訪れた時もステーキを食べたかった。ところがちようどそと時、折り悪しくシャリアピンは歯が痛くなってしまったのです。宿泊先である帝国ホテルの料理の責任者としては、なんとしても日本の牛肉を食べてもらいたかった。そして筒井料理長が知恵を絞って作ったのがシャリアビンステーキだったのです。いま頂いてみると、確かに柔らかく玉ねぎの風味が上品に香っていて、おそらく当時のままなのでしよう。考えてみると、新しい食の工夫というのは、本当に偶然の産物なのかもしれませんね。さて、このステーキの話をきつかけに、もう一つ面白い料理が生まれそうな出来事がありました。牛丼の大手の一つ、松屋シャリアピンステーキのたれを使った鶏丼を考えたのです。この4月に期間限定で売り出そうとしたのですが、途中から撤退になりました。結構評判は良かったんですがね、とある松屋の店長は言っていました。ブラジルの鶏肉の病気も影響したのかもしれません。あるメニューが成功するかしないか、偶然も左右するし、興味がありますね。

ポテチは何も言わないけれど。

皆さん、ポテチつて何だかわかりますか?私は最初分からなかった。ポテトチップスのことなんですって。何でも詰めて言うから分からなくなりますね。そのポテチが品薄なんですって。f:id:terakoya05:20170429093005j:image私は辛うじて、写真のような製品を買いましたがスーパーなどでも品切れの所があるそうです。スーパーでは客引きの目玉商品なので困っているとか。品薄の原因は、去年じゃがいもの大産地である北海道が、台風と長雨の影響を受けて、不作だったことです。ボテチのメーカーが輸入しようとしましたが、じゃがいもは輸入の規制が厳しいのです。海外で発生しているじゃがいもの病気が日本に侵入しないようにしているんですつて。だから国産に頼らざるを得ないのですが、台風以外にも国内には難しい問題があります。それは農家の高齢化による担い手不足です。どの作物にも言えることですが、労働時間がコメと違って長い野菜は特に働き手が足りないのです。今回のような事態になろとその歪みが一気に明らかになります。数年前に比べて生産量が減っている野菜は何種類もあります。輸入が可能な種類は何とか補つているのですが、心もとないですね。今回のボテチのように、ある日突然商品が売り場から消えた、なんていうことが起きないことを祈るばかりです。