中村靖彦の今日思うこと

思いつくままの日記

コメの値上がりは豚や鶏たちのせい?

新米の季節を迎えて値段が上がっています。一番の元である生産者の手取り価格ですね。苦労してコメを作った生産者が収入を増やすのは良いことです。だけどちよつと待って下さい。なぜコメは値上がりしているのでしょうか?国はいま放っておくと過剰になつてしまうコメ対策として、餌用のコメを生産してもらうことを奨励しています。とても生産者に利益になる補助金を出しています。豚や鶏用のコメですよ。農産物は需要と供給の関係で値段が動くのです。。その需要の大事な要素である餌用のコメも国が仕掛けたこと。人間の食用でないところで価格が動く。ちよつと妙な気持ちになりますね。

選挙は大都会のためのものですか?

10月10日公示、22日投票で総選挙に向けての各党の準備が進んでいます。その各党の公約の中で気になることがあります。新顔で人気がある「希望」が掲げるメッセージ「三都物語」なる言葉が気になって仕方がない。どこかの評論家が「忘れてることがあるよ、原発原発」とわめいていましたが、私はもっと大きいもの「農村」はもはや眼中にもないのだな、と悲しくなりました。日本は、東京、大阪、愛知〜名古屋、の三つの大都市だけに焦点が当たっていればいいのか?田舎はどんどん定数も削減されていくし、これで地方再生などと言われても鼻白むばかりです。

出来秋に思う。

農林水産省は、今年のコメの作柄の予測を発表しました。これによりますと、9月15日現在で作況は平年並みの100だということです。西の方は夏の天候も良く、生育も順調でしたが、東北地方の日照が不足したため全体としては平年並みとなりました。それにしても、昔はヤマセと言った東北地方の低温と日照不足は、冷害を招いたものでしたが最近はヤマセと言う言葉もあまりつかわれないし、冷害にもならないのはやはりコメの品種の改良や技術の進歩のせいでしょうか?平年並みの作柄で、コメの需給は締まるのだそうです。コメは高くなります。先柄以外にこの頃は飼料用のコメの生産が順調で、需給が締まる要因になつています。補助金が多いので餌用のコメの生産が増え主食用の量も食っていく、農業生産者には良いかもしれませんが、消費者にとつては奇妙な状況と言えるかもしれませんね。

総選挙でも取り残される農村。

安倍総理は明日9月28日に衆議院を解散する予定だそうです。解散の是非についてはここで私の意見は述べません。もう解散は既定事実として感想を一つ。昔なら農業政策も争点の一つになつたこともありましたが、この頃では話題にもならなくなりました。人気の小池新党も都会型の政党ですよね。農業に関心があるとは思えません。来年からコメの生産調整の割り当て制度が40年ぶりに廃止されます。画期的なことですが議論は全く盛り上がりません。選挙などという機会に、日本の将来の食料政策について意見を交わすことが出来ればなどと考えますが、そんな雰囲気でもありませんね。

都市の中の農地は?

もう25年にもなるのでしょうか?都市の中にある農地が集中砲火を浴びたのです。農地の固定資産税は宅地に比べて非常に安かった。何十分の1でした。だから都市の中に農地を所有している人は、たとえ農業を営むつもりがなくても、いや私は農業で生きていくつもりです、などと言って誤魔化しに栗の木などを植えて、宅地並みの課税を免れていたのです。世論は、農家側に辛辣でした。当時はまだバブルの余韻が残っていて、庶民のための宅地を求めろ声が強かったのです。そこで設けたのが生産緑地の制度でした。30年間農業を続けるなら宅地並みの課税を免除しましよう、という制度です。その30年がまもなくやってきます。2022年です。この年になると地権者は、自分の意志で農地を自治体に買ってもらうかさらに10年農業を続けるか決める必要があります。私が注目しているのは、この問題についての論調です。宅地としてその農地を解放すべきだとの意見はほとんどありません。とにかく大都会にあっても農地を守るべきだ、農地を減らしてはならないという論調が大部分なのです。世の中の人々の意識の変化なのでしょうか。私は現在の状況を好ましいと思っています。

こちらのニュースからお伝えします。

テレビ朝日ニュースステーションを見ていて、ずつと気になっていることがあります。もう番組が始まって30分以上も経っているのに、女性のキャスターがニュースを読む時に「このニュースからお伝えします」と言うんですね。じやあこの時までに伝えたニュースは何だったんですか。番組の開始から何本もニュースを伝えてましたよ。私はテレビで長いこと仕事をしてきた人間なので気になるのですね。言葉の使い方を知らないのではないか、と思います。ニュースステーションをご覧になったことがある方で同じように感じられた方はいらっしゃいませんか?

 

たぬきそば、たぬきうどんと地域性。

さる京都の方に教えてもらいました。京都では、たぬきうどんというと、刻みきつねに九条ねぎを入れてあんかけにするんですつて。そしてすりしようがを乗せて頂くとのこと。ところが大阪では、たぬきうどんとは東京で普通に言うきつねうどんのことだそうです。すぐ近くなのに違うんですね。東京では言うまでもなく天かすを入れます。私も好きです。関東と関西、そして同じ関西でも違うたぬきそばとたぬきうどん、一杯飲んだあとのシメの話題になりそうですね。