中村靖彦の今日思うこと

思いつくままの日記

食料自給率の呪縛から脱出すべきです

農水省は8月9日、2016年度の食料自給率がカロリーベースで38%であつたと発表しました。ずつと39%が続いていましたが、6年ぶりに前の年を下回りました。しかしこの数字にも一般のメディアの反応は鈍いようです。国民の関心もそれほど高いとは思えません。まわりに食べるものが溢れているのに、食料自給率がどうだといわれても切実感がありませんよね。だから食料自給率の数字は、食生活の実態を表すものではないのです。これでは関心がないのは当たり前です。まず数値目標を掲げるのはやめるべきです。そして全体の何%UPという目標ではなく、個々の品目についての数値目標にしたらいかがでしょうか。この数字はいまもありますが一般的に始終言われることはないので関心を持たれていません。これを具体的に知らせて、目標値にします。何が足りないから全体の自給率が上がらないのだと分かりやすくします。個別にしても数値は上がらないと思いますが、それでも全体の数値目標が達成出来ないことのストレスはないだけましですよ。