中村靖彦の今日思うこと

思いつくままの日記

夕鶴を見て来ました。

f:id:terakoya05:20170508115002j:image帝国ホテルのオペラ、夕鶴を見て来ました。鶴の恩返しで知られる、有名な民話です。

寓話の楽しさを味わうとともに、私が感じたのは、与ひようが表している日本の農村の貧しさです。与ひようは、人が良いので鶴に刺さった矢を抜いて生命を助けます。しかし一方では、鶴が変身したつうがお礼に織ってくれた布を売って、一儲けしようと考える単純な男です。教育を受けていないから、根拠もなく都会に出て行って、その布で大儲けできると信じてつうを悲しませます。与ひようが約束を破って、つうが布を織っている姿を覗き見をしたために、つうは去って行きます。幸せは、そんな都会になどないということを教えてくれる寓話だと私には感じられました。現代は農村の貧しさなどはありません。た