中村靖彦の今日思うこと

思いつくままの日記

この秋、コメの需給が締まりそう。

この秋、コメの需要供給の関係が締まりそうです。つまり、例年供給が多過ぎて在庫が増え、価格が下がる傾向だったのが、生産者価格が上昇する兆しが見えるというんですね。東北地方の長雨の影響で作柄が悪いからではないようです。来年から国が主導権をとって生産調整をする割り当て制度が廃止されます。自然に任せていると、コメを作り過ぎることになって過剰になる心配がありました。そこで農業団体や国がいろいろな対策をとって来ました。大きなのが餌用への転用です。多額の補助金を出して、主食用ではない家畜の餌用にするコメの生産を奨励するのです。日本は、家畜の餌用に毎年大量のトウモロコシを輸入していますから、餌の増産は良いと思いますが、多額の補助金が何時まで続くのでしょうか。こんな形で生産者価格を吊り上げても不自然な形であることは否めませんね。