中村靖彦の今日思うこと

思いつくままの日記

野菜高騰、長期の啓発が必要

野菜が高くて消費者が悲鳴をあげている。何とかならないの?という声が強いがすぐ効果のある対策は残念ながらない。しばらく我慢すると、別の種類の野菜が出回って来て、さらに天候も回復して価格が安定する。こんなことの繰り返しを続けて来た。ここで重要な事実が一つある。野菜の栽培面積が日本では減り続けているという事実である。ここ20年程の統計を見れば明らかなこと。当然、生産量も減っている。消費者は日頃この事に気がつかない。輸入野菜も多いし、第一日本人の野菜の消費量が少ないから供給が少なくともあまり目立たないのだ。ところが天候不順などて極端に出荷が不足すると大騒ぎになるというわけです。野菜の栽培面積が減っている理由は簡単なこと。農業者の高齢化や担い手不足で、要するに日本農業の衰弱です。このままでは、やがて野菜だけではなく、日本人の食卓は大変なことになるということを長期間啓発していく必要がありますね。