中村靖彦の今日思うこと

思いつくままの日記

雑穀の勉強会に行って来ました。

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ホテルニューオータニでの朝食会です。私が代表をしている食材の寺小屋のセミナーの一環です。まずいろいろなメニューに使うJシリアルという食材の説明がありました。あわ、いなきび、たかきび、黒米、アマランサスなど7種類ほどの雑穀をブレンドした食材です。これをいろいろな料理に混ぜるのですね。若鶏のロール仕立てにまぜる、豆乳のシーフードリゾットに混ぜる、とかです。美味しかつたのは、Jシリアルと半兵衞麩の雑炊。その他、クロワッサンやトーストに40~50%Jシリアルを混ぜたバンもありました。どれも美味しく味付けしてありました。一流ホテルが工夫して提供するのですから、美味しくなければならないのでしようね。雑炊なんてフグの出汁を使っているとのことでした。でもやっぱり私は白米のご飯が好き。

オリパラの食材って結構難しそうです。

え!美味しくて安全な食べ物なら何でも良いのじゃないの?と言われる方が多いのでは?それが違うのですね、このほどオリンピック、バラリンビツクで選手村などで提供される食材の調達基準なるものが公表されました。国産であること、Gapの認証を受けていることなどが条件になっています。GAPとは安全な食を作り出すために生産をきちんと管理する方法です。基準があります。国際基準、日本的な基準と両方あります。項目としては、細かなものも入れて100以上もあるそうです。これから3年の間に、その基準をクリアする農産物を作る農場をどれだけ増やすことができるか、大変ですね。農家と消費者双方の意識改革が求められそうです。

梅干しはこんにゃくでした。

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この写真、何だかわかりますか?私が食いかじった梅干しではなく、実はこんにゃくです。場所は奈良の高級ホテル。食事の時のテーブルに載っていていかにも梅干しみたいに見えたので、ごく普通に口に入れたら“あれれ”、こんにゃくでした。何故こんなことになっているのか、この赤こんにゃくは、奈良地域の名産らしいのです。本物の梅干しは、テーブルの上に別の器に入って載っていました。奈良には外国からの客人がたくさん見えていました。彼らに梅干しのことから、偽物のこんにゃくのことまでを日本の食文化と関連っけて説明するのは難しいですね。