中村靖彦の今日思うこと

思いつくままの日記

テロを防ぐのは無理でしよう。

犯罪を計画段階から処罰する「共謀罪」の趣旨を含む組織的犯罪処罰法の改正案が衆議院を通過しました。折しもイギリス、マンチェスター自爆テロが発生しました。共謀罪を推進する立場の人たちは、f:id:terakoya05:20170524103837j:imageこのようなテロを未然に防ぐためにもこの法律は必要だと主張しています。そして一般人は捜査の対象にならない、とテロ対策が目的であることを強調しています。てもね、私のような法律の素人が考えても、テロを企てる人は一般市民の間に混じって目立たないようにして生活をする場合が普通なのではないでしようか。この企てを未然に防ぐには個人の暮らしの相互監視しか手はないように思うのです。しかし政府は、今度の法律の審議の中で、そんな個人の内心に立ち入るような行動はしない、と言っています。でもそれではテロを企てる人間はみつからないでしよう。とすると、この法律の狙いは何なのか。

今回はいつもの食を巡る話題を離れて、私にもよく分からないテーマを考えてみました。

銀座のミツバチは今年も元気です。

f:id:terakoya05:20170519070923j:image銀座3丁目にあるビルの屋上です。ミツバチの巣箱が10箱並んでいます。ハチはこの巣箱から飛び出して、花と花の間を縫うようにして蜜を集めて来ます。大都会の養蜂が始まつて今年で11年目です。この蜂はセイヨウミツバチです。日本ミツバチより多くの蜜を集めるとのことです。今の季節は櫻が終わって、ベニバナトチノキマロニエ、やがてシナノキ、リンデンなどの花が咲きます。それから街路樹も大事な蜜源です。ミツバチの行動範囲は半径2キロほど、東京駅、浜離宮、皇居、日比谷公園などの花が対象になります。それにしても蜂たちはどうやつて花のありかを知るのでしょうか。リーダーの蜂が尻振りダンスをして花がある方向と距離を教えるのだそうです。そうすると皆が一斉に花がある方へと向かうのだそうです。この習性を見つけたオーストリアのフリツシユさんという学者は、ノーベル賞まで受けたのですつて。f:id:terakoya05:20170519073943j:imageこのカクテルは、コルンというドイツの蒸留酒とハチミツを合わせて、ミントチェリーとレモンの皮をミツバチの姿をイメージして添えたものです。ハチミツはもちろん銀座のハチミツです。銀座の5517というバーに行くと飲むことが出来ます。

読んでくれてありがとう。

写真はこの机の上でとりました。与ひようが生きていた時代の背景をもう少し書けば良かったですかね。今日は月に一度の行事食とかで、夕食も食堂でとつて来ました。スーちゃんの写真、焼いて来ましたので明日渡します。筋肉トレーニングの一回目受けて来ました。

夕鶴を見て来ました。

f:id:terakoya05:20170508115002j:image帝国ホテルのオペラ、夕鶴を見て来ました。鶴の恩返しで知られる、有名な民話です。

寓話の楽しさを味わうとともに、私が感じたのは、与ひようが表している日本の農村の貧しさです。与ひようは、人が良いので鶴に刺さった矢を抜いて生命を助けます。しかし一方では、鶴が変身したつうがお礼に織ってくれた布を売って、一儲けしようと考える単純な男です。教育を受けていないから、根拠もなく都会に出て行って、その布で大儲けできると信じてつうを悲しませます。与ひようが約束を破って、つうが布を織っている姿を覗き見をしたために、つうは去って行きます。幸せは、そんな都会になどないということを教えてくれる寓話だと私には感じられました。現代は農村の貧しさなどはありません。た

信州佐久平は鯉の郷。

佐久平に行って来ました。5月初めの連休で、東京からの新幹線は満席でしたが、宿泊先の初谷温泉は秘湯と言われるだけあつて、静かな佇まいでした。標高も高いのでちようど櫻がいま、そしていろいろな花が一斉に咲きます。温泉宿の料理の主役は、もちろん鯉料理。なかでも評判なのが鯉の旨煮です。f:id:terakoya05:20170506100708j:image川魚は独特の臭みがあって嫌だという人でも美味しいと言って食べる料理です。私はルーツが長野県で、戦時中疎開していた経験もあるので、鯉には親しみがあります。それでも、この旨煮の味は格別でしたね。甘辛くてこってりした味です。濃厚で、少ししつこすぎると思われる人もいるかもしれません。温泉宿の館主、増野清之さんに聞いてみました。「別に難しい作り方ではありませんよ。甘露煮ではありません。醤油、砂糖、酒で煮汁を作り、そこに鯉の切り身を入れます。30分くらい煮ます。骨までは柔らかくしません。作り方はその度に少しずつ違いますね」鯉の大きさは1・3キロくらいが丁度良く、清流の囲いに入れておくそうです。溜まり水ではないいけすで飼育しているから変なにおいがつかないのだそう。鯉のあらいも頂きましたが、その特徴がよくあらわれておりました。