中村靖彦の今日思うこと

思いつくままの日記

コメコンテストが始まりました。

コメ日本一コンテストイン静岡の実行委員会に行って来ました。今年で14回を迎えるこのコンテストですが、私はこの10年ほど実行委員長をつとめています。コメの消費県である静岡県で、日本一を決めるのは変だという声もあったのですが、味を評価するのは消費者だからちっともおかしくない、と私は考えています。コンテストが知られて来るにつれて、全国から応募数が増えて、去年は審査の限界とする500件になりました。これをまず機器を使って味を測定し、最終審査に残った30を、専門家が実際に食べてみる官能試験で判定するのです。以前は、コシヒカリでの応募が圧倒的に多かったのですが、最近の特徴は品種の多様化です。去年、日本一の栄冠に輝いたのは、高知県のある生産者が育てた「にこまる」という品種でした。日本を見渡すと、各県の研究者や生産者がいろいろな品種の開発を競っているのが現状です。来年の産出米から長年続いたコメの生産調整が廃止されます。少し遅すぎたきらいはありますが、産地の知恵と工夫が問われる時代になります。コンテストで最後に残った品種のいくつかを私も毎年頂いていますが、本当に美味しいです。条件を統一して炊飯するので違いは品種だけ、これが甲乙つけがたいということは、水準が上がっているということです。美味しいご飯を食べるのは楽しみですね。

豆腐マイスターを知りました。

知ったのはNPO法人「良い食材を伝える会」の総会の後の懇親会の席です。この懇親会は、以前から人気があつて喜ぶ会員が多かったのですが、今回は豆腐が取り上げられました。f:id:terakoya05:20170603132939j:imageいくつかのメニューが並んだのですが、各テーブルの間をまわつて質問に答えたりしている豆腐マイスターの姿に、私は関心を持ちました。どんな仕事をしているのか聞いてみました。聞けば日頃から豆腐の種類や歴史、食べ方などについて勉強していて、イベントなどがあると出掛けて行って説明役を務めて、啓発活動をしているのだそうです。いまや豆腐は、アメリカなどの海外でも、食材として評価されるようになつていて、講習会の需要も結構あるのだそうです。これはこれで私には面白かったのですが「良い食材を伝える会」の懇親会も次第に参加者が少なくなつているのです。理由の最たるものは会員の高齢化ですね。懇親会はこれまで夜に行なわれていたので、やはり夜の外出はもうしんどいと言う人が増えてきたのですね。私が参加している他の会でも同じ傾向が見られます。ボランティアの会も見直しが迫られているのでしようね。

テロを防ぐのは無理でしよう。

犯罪を計画段階から処罰する「共謀罪」の趣旨を含む組織的犯罪処罰法の改正案が衆議院を通過しました。折しもイギリス、マンチェスター自爆テロが発生しました。共謀罪を推進する立場の人たちは、f:id:terakoya05:20170524103837j:imageこのようなテロを未然に防ぐためにもこの法律は必要だと主張しています。そして一般人は捜査の対象にならない、とテロ対策が目的であることを強調しています。てもね、私のような法律の素人が考えても、テロを企てる人は一般市民の間に混じって目立たないようにして生活をする場合が普通なのではないでしようか。この企てを未然に防ぐには個人の暮らしの相互監視しか手はないように思うのです。しかし政府は、今度の法律の審議の中で、そんな個人の内心に立ち入るような行動はしない、と言っています。でもそれではテロを企てる人間はみつからないでしよう。とすると、この法律の狙いは何なのか。

今回はいつもの食を巡る話題を離れて、私にもよく分からないテーマを考えてみました。

銀座のミツバチは今年も元気です。

f:id:terakoya05:20170519070923j:image銀座3丁目にあるビルの屋上です。ミツバチの巣箱が10箱並んでいます。ハチはこの巣箱から飛び出して、花と花の間を縫うようにして蜜を集めて来ます。大都会の養蜂が始まつて今年で11年目です。この蜂はセイヨウミツバチです。日本ミツバチより多くの蜜を集めるとのことです。今の季節は櫻が終わって、ベニバナトチノキマロニエ、やがてシナノキ、リンデンなどの花が咲きます。それから街路樹も大事な蜜源です。ミツバチの行動範囲は半径2キロほど、東京駅、浜離宮、皇居、日比谷公園などの花が対象になります。それにしても蜂たちはどうやつて花のありかを知るのでしょうか。リーダーの蜂が尻振りダンスをして花がある方向と距離を教えるのだそうです。そうすると皆が一斉に花がある方へと向かうのだそうです。この習性を見つけたオーストリアのフリツシユさんという学者は、ノーベル賞まで受けたのですつて。f:id:terakoya05:20170519073943j:imageこのカクテルは、コルンというドイツの蒸留酒とハチミツを合わせて、ミントチェリーとレモンの皮をミツバチの姿をイメージして添えたものです。ハチミツはもちろん銀座のハチミツです。銀座の5517というバーに行くと飲むことが出来ます。

読んでくれてありがとう。

写真はこの机の上でとりました。与ひようが生きていた時代の背景をもう少し書けば良かったですかね。今日は月に一度の行事食とかで、夕食も食堂でとつて来ました。スーちゃんの写真、焼いて来ましたので明日渡します。筋肉トレーニングの一回目受けて来ました。

夕鶴を見て来ました。

f:id:terakoya05:20170508115002j:image帝国ホテルのオペラ、夕鶴を見て来ました。鶴の恩返しで知られる、有名な民話です。

寓話の楽しさを味わうとともに、私が感じたのは、与ひようが表している日本の農村の貧しさです。与ひようは、人が良いので鶴に刺さった矢を抜いて生命を助けます。しかし一方では、鶴が変身したつうがお礼に織ってくれた布を売って、一儲けしようと考える単純な男です。教育を受けていないから、根拠もなく都会に出て行って、その布で大儲けできると信じてつうを悲しませます。与ひようが約束を破って、つうが布を織っている姿を覗き見をしたために、つうは去って行きます。幸せは、そんな都会になどないということを教えてくれる寓話だと私には感じられました。現代は農村の貧しさなどはありません。た