中村靖彦の今日思うこと

思いつくままの日記

農作物も外国人次第か?

今朝のNHKで興味深いニュースを放送していました。農村の高齢化と人手不足で、生産活動を外国人に頼らざるを得ないと言うのです。現在日本の農村で働いている外国人は、およそ2万1千人ほど。その殆どが外国人技能実習制度によって働いています。この制度では、労賃は毎月決まった金額を支給しなければなりません。となると、季節的に収穫と出荷が違う作物ではちよつとまずいのですね。例えばメロンなどは夏の収穫期を過ぎますとお金が入って来なくなります。それでは労賃を毎月支払うことが出来ないので、結果的には他の作物に変えなければならなくなる、と言うのですね。ミカンも同じだそうです。消費者の需要ではなく、働きに来てくれる外国人次第で作物を決めるというのも、いささか変な気持ちになりますね。